イカは種類によって食べ分ければ一年中が旬
イカは種類によって食べ分ければ一年中が旬
タコより二本足の多いイカ(烏賊)の産卵期は、晩秋より初秋にかけてである。
イカはだいたい、産卵後、エサを十分に食べて太った晩秋のころからが旬とされることが多い。
食用となるイカは、コウイカ(甲烏賊)、ヤリイカ(槍烏賊)、アオリイカ(煽烏賊)、モンゴウイカ(紋甲烏賊)、スルメイカ(鯣烏賊)などであり、
スルメイカが全イカ漁獲量の九〇パーセントを占めている。
コウイカはスミを大量にはくので、スミイカ(墨烏賊)とも呼ばれる。
瀬戸内海でよくとれ、五月ころに産卵のため内湾に入ってくる。
秋から冬が美味。
アオリイカは九州方面で多くとれ、沖合にすむ。
産卵期に磯や内湾に移動してくる春から夏が漁期であり旬である。
身が厚く、大型で鮨ダネとしても最高のクラスだ。
別名カミナリイカ(雷烏賊)ともいうモンゴウイカは、千葉県以南、南朝鮮、南シナ海でとれ、
近年アフリカ産のものが多い。
内地のものでは、秋から冬を旬とする。
スルメイカの産地は北海道の函館、三陸、関東、北陸などの沖合で、冬が旬である。
槍のように細長いヤリイカやケンサキイカ(剣先烏賊)は、五島列島付近が主産地。
また、富山産のホタルイカ(蛍烏賊)も有名で、産卵のため、春に魚津浜へ押し寄せる。
ところで舟に灯りをともして行われるイカの夜釣りは趣のある風景である。
夜釣るのは昼間深いところにいるイカも、夜になると水面近くにあがってくるからである。
byチェリー号船頭の雑学
アオリイカ釣り
アオリイカのポイント
アオリイカの刺身
2012.10.15.
byチェリー号船頭の雑学
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