2018年07月21日
ナマコは冬至、ウニは春が旬
ナマコは冬至、ウニは春が旬
ナマコ(海鼠)は、外側がキュウリに似ているため、外国では「海のきゅうり」などとも呼ばれている。
日本ではナマコが夜行性であることもあって、鼠にみたてられた。
ナマコは、おもに内湾の浅い海にすむ棘皮動物で、その種類は500種にものぼる。
そのうち食用とされているのはマナマコ(真海鼠)だけである。
マナマコは、その体色からアオナマコ(青海鼠)、アカナマコ(赤海鼠)に分けられ、アカナマコのほうが風味がよいといわれる。
ナマコは秋から冬にかけて活動し、3月の産卵後は活動を停止させ、夏眠に入る。
秋になり休眠からさめると猛烈にエサを食べ始め栄養を取るので、初冬から味がよくなる。
そして「冬至ナマコ」といわれるようになり冬至のころにもっとも味がよくなる。
また、3月に入ると産卵のために卵巣が大きくなり肥えてくる。
この卵巣を干したものが、能登の名産として知られたコノコ(海鼠鮞)である。
内臓の腸管を塩辛にしたものがコノワタ(海鼠腸)である。
長崎県野母崎のカラスミ、福井県の越前ウニ(海胆)とともに、愛知県渥美半島のコノワタは「天下の三珍味」といわれた。
ウニ(海胆)もナマコとおなじ棘皮動物で北海道から九州にいたる浅い海の岩礁にすむ。
食用には、バフンウニ(馬糞海胆)、ムラサキウニ(紫海胆)、アカウニ(赤海胆)などがいる。
ウニの旬は春で、食用部分はウニの卵巣にあたる。
春から夏にかけて、産卵期の卵巣はどんどん大きくなる。
このころが食べごろとなるのだ。
珍味として有名なものにホヤ(海鞘)がある。
ホヤは赤橙色の固い外皮にイボイボがたくさん付いており、その姿から「海のパイナップル」ともいわれる。
三陸海岸の名産で、浅い海の岩に着生する脊索動物尾索類という下等動物である。
「藤の花の咲くころから味がのる」といわれ、旬は初夏である。
ホヤはきゅうりといっしょに酢のものなどで食べるといちだんと美味で、「ホヤはキュウリとともに肥える」などともいわれている。
このめずらしい動物は、昔、「竜の卵」として祭りなどの見世物に登場していたこともあるそうだ。
byチェリー号船頭の雑学 
ナマコ(海鼠)は、外側がキュウリに似ているため、外国では「海のきゅうり」などとも呼ばれている。
日本ではナマコが夜行性であることもあって、鼠にみたてられた。
ナマコは、おもに内湾の浅い海にすむ棘皮動物で、その種類は500種にものぼる。
そのうち食用とされているのはマナマコ(真海鼠)だけである。
マナマコは、その体色からアオナマコ(青海鼠)、アカナマコ(赤海鼠)に分けられ、アカナマコのほうが風味がよいといわれる。
ナマコは秋から冬にかけて活動し、3月の産卵後は活動を停止させ、夏眠に入る。
秋になり休眠からさめると猛烈にエサを食べ始め栄養を取るので、初冬から味がよくなる。
そして「冬至ナマコ」といわれるようになり冬至のころにもっとも味がよくなる。
また、3月に入ると産卵のために卵巣が大きくなり肥えてくる。
この卵巣を干したものが、能登の名産として知られたコノコ(海鼠鮞)である。
内臓の腸管を塩辛にしたものがコノワタ(海鼠腸)である。
長崎県野母崎のカラスミ、福井県の越前ウニ(海胆)とともに、愛知県渥美半島のコノワタは「天下の三珍味」といわれた。
ウニ(海胆)もナマコとおなじ棘皮動物で北海道から九州にいたる浅い海の岩礁にすむ。
食用には、バフンウニ(馬糞海胆)、ムラサキウニ(紫海胆)、アカウニ(赤海胆)などがいる。
ウニの旬は春で、食用部分はウニの卵巣にあたる。
春から夏にかけて、産卵期の卵巣はどんどん大きくなる。
このころが食べごろとなるのだ。
珍味として有名なものにホヤ(海鞘)がある。
ホヤは赤橙色の固い外皮にイボイボがたくさん付いており、その姿から「海のパイナップル」ともいわれる。
三陸海岸の名産で、浅い海の岩に着生する脊索動物尾索類という下等動物である。
「藤の花の咲くころから味がのる」といわれ、旬は初夏である。
ホヤはきゅうりといっしょに酢のものなどで食べるといちだんと美味で、「ホヤはキュウリとともに肥える」などともいわれている。
このめずらしい動物は、昔、「竜の卵」として祭りなどの見世物に登場していたこともあるそうだ。


名古屋港の日の出

2009.10.4. AM6:17`
byチェリー号船頭の雑学 


2009.10.4. AM6:17`



Posted by チェリー号船頭 at 03:02│Comments(0)
│旬と行事