ナチュログ管理画面 釣り 釣り 東海 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2014年11月30日

海の‘ドクトル‘ホンソメワケベラ

魚についた寄生虫を主食とする魚がいる。
ホンソメワケベラ(遍羅)という体長10センチほどのベラ科の魚で、熱帯のサンゴ礁に多くすみ、日本でも本州南岸や沖縄にいる。
ホンソメワケベラは、別名「海の掃除屋」、英語では、「バーバー・フィッシング」で理容師の名をもらっている。
しかし、魚にとっては、いやな寄生虫をとってくれるのであるから、まさに‘ドクトル‘なのである。
魚たちは、まるで病院にやってくる患者のように、ホンソメワケベラのもとへやってくる。
‘ドクトル‘ひとりで一日50匹以上の患者をさばくほどの繁盛ぶりである。
寄生虫をとってもらう際には、エラやヒレを大きく開いたり、体を横にしたりして、仕事をしやすくしてくれる魚もいる。
歯についた寄生虫をとるために、ホンソメワケベラが大きな魚の口の中に入っていっても、けっして食べられてしまうことはないのだ。
さて、この魚の善行を利用する悪者がいる。
ホンソメワケベラによく似たニセクロスジギンボ(贋黒筋銀宝)という魚である。
泳ぎ方までソックリなのだが、他の魚についた寄生虫を食べるという習性はない。
しかし、魚がホンソメワケベラと思いこんでこの魚に近づいてきたりすると、好物であるヒレなどを食いちぎって持っていってしまうチャッカリ屋なのである。
キラキラbyチェリー号船頭の雑学キラキラ
  続きを読む


Posted by チェリー号船頭 at 01:09Comments(0)おもしろ雑学

2014年11月20日

フグの目にはまぶたがある

人間などと違って、魚の目にはまぶたがなく、眠っていてもつねに目は空けっ放しの状態である。
しかし、マンボウ(翻車魚)を含むフグ(河豚)の仲間にだけは、まぶたがある。
目のふちに輪状筋(リンジョウキン)という組織があり、これがまぶたの役目をして、目を保護している。
輪状筋をつついて刺激を与えると、フグはまぶたを閉じて目を守る。
ただし人間の様に瞬(またたく)くといった具合にはいかず、閉じるスペードはひじょうにゆっくりしている。
刺激を与えてから閉じ切るまで20秒間ぐらいかかるのである。
サバ(鯖)、ウルメイワシ(潤目鰯)、ボラ(鯔)、などには、目の角膜の前に脂瞼(しけん)という脂肪でできた薄膜が張られている。
‘瞼‘という字が使われているが閉じたり開いたりはできない。
しかしフグのまぶたと同様に、目を守る役目を果たしている。
キラキラbyチェリー号船頭の雑学キラキラ
  続きを読む


Posted by チェリー号船頭 at 01:25Comments(0)おもしろ雑学

2014年11月11日

サケはなぜ川と海の両方にすめるのか

サケ(鮭)はご存知のとおり、川で生まれて海で育つ。
すなわち、真水と海水どちらにも順応して生きていくことができるわけだ。
ふつう淡水で生活する魚は、水より濃度が高い海水に放つと生きていけない。
体液と海水のバランスが崩れてしまうからである。
サケの場合は、どうして真水の川から塩水の海に出て行っても、元気に泳いでいられるのだろうか。
現在わかっているかぎりでは、その理由は体内に入った塩分をエラから汲みだす機能が、ほかの魚より強いためだろうといわれている。
海水から吸収してしまった塩分をどんどん排出することで、体液濃度のバランスを保っているのである。
さて海で育ったサケは、産卵のために生まれた川にもどる。
さきほどとは逆に海水から淡水に移るわけだが、今度は腎臓から水をどんどん出すことで、体液濃度の調整をはかるのだ。
この海水から淡水へのすみ変えは、サケでなくてもできる。
カレイ(鰈)やヒラメ(鮃)など比較的沿岸にすむ魚は、日数をかけて徐々に塩水濃度を薄めていけば、やがて淡水でも生活できるようになる。
なお、サケとは逆に海で生まれて川や湖で育つウナギ(鰻)の場合も、サケ同様のシステムで淡水、海水どちらにも順応にできるようになっている。
キラキラbyチェリー号船頭の雑学キラキラ
  続きを読む


Posted by チェリー号船頭 at 01:45Comments(0)おもしろ雑学

2014年11月08日

思春期のコイやフナには‘ニキビ‘がある

人間は、おとなに成長する直前、つまり思春期にニキビが出来る。
当人には悩みのタネだが、これは成長したしるしであって、むしろおめでたいことといってもいい。
魚類にも第二次性徴として、ニキビと同じような物質が皮膚にできることがある。
キンギョ(金魚)、フナ(鮒)、アユ(鮎)、コイ(鯉)、などの淡水魚に顕著である。
魚のニキビの正体は、表被細胞が角質化されてできた突起で、「追い星」と呼ばれる。
人間のニキビの場合は男性女性ともに現れるが、魚の追い星はオスのみに発情期のしるしとして出る。
オスは追い星が現れるようになるとメスを追いかけまわすようになるため、この名がついたのである。
追い星の役目はまだ科学的に解明されていないが、メスの体にこの突起を押しつけて刺激を与えることで、メスの産卵をうながしているのだろうといわれる。
なお、フナはメスでも追い星が出ることがある。
キラキラbyチェリー号船頭の雑学キラキラ
  続きを読む


Posted by チェリー号船頭 at 00:18Comments(0)おもしろ雑学