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2018年06月30日

晩秋が旬のクルマエビは成長するにしたがって名を変える

晩秋が旬のクルマエビは成長するにしたがって名を変える
イセエビは(伊勢海老)は、昔から正月飾りには欠かせないものである。
鎧兜に身を包んだりっぱなヒゲの武将を思わせる姿から、祝いの縁起物として用いられていた。
イセエビは千葉県の房総半島から長崎県の太平洋岸を主産地とし日本海側にはいない。
とくに伊勢湾で多くとれたので、その名がついた。
旬は一月から二月である。
クルマエビ(車海老)は、ブリ(鰤)やスズキ(鱸)のように成長段階によって名がかわる。
5~6㎝くらいのものをサイマキ(細巻)またはコマキ(小巻)、
十センチをマキ(巻)、それ以上をクルマエビという。
松島湾以南の太平洋沿岸、秋田県以南の日本海沿岸の波の穏やかな内湾にすむ。
冬は海底に沈んでしまうのであまりとれず、春から夏が漁期であるが、
身が入って味が最高なのは晩秋である。
おそば屋などで出る海老はタイショウエビ(大正海老)である。
本名はコウライエビ(高麗海老)といい、朝鮮の渤海などで晩秋から春にかけてとれる。
日本近海でも、かってはたくさんとれたようだ。
大正時代に市場に出たことからその名がついたという。
ついでにのべると、海老類の旬は寒い季節だが、東京湾でも多くとれたシャコ(蝦蛄)は、
お腹に卵を持つ夏がうまい。
その卵巣を”カツブシ”と呼び、江戸っ子が好んで食べたようだ。
黄色い星 byチェリー号船頭の雑学 黄色い星
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Posted by チェリー号船頭 at 03:07Comments(0)旬と行事

2018年06月16日

イカは種類によって食べ分ければ一年中が旬

イカは種類によって食べ分ければ一年中が旬
タコより二本足の多いイカ(烏賊)の産卵期は、晩秋より初秋にかけてである。
イカはだいたい、産卵後、エサを十分に食べて太った晩秋のころからが旬とされることが多い。
食用となるイカは、コウイカ(甲烏賊)、ヤリイカ(槍烏賊)、アオリイカ(煽烏賊)、モンゴウイカ(紋甲烏賊)、スルメイカ(鯣烏賊)などであり、
スルメイカが全イカ漁獲量の九〇パーセントを占めている。
コウイカはスミを大量にはくので、スミイカ(墨烏賊)とも呼ばれる。
瀬戸内海でよくとれ、五月ころに産卵のため内湾に入ってくる。
秋から冬が美味。
アオリイカは九州方面で多くとれ、沖合にすむ。
産卵期に磯や内湾に移動してくる春から夏が漁期であり旬である。
身が厚く、大型で鮨ダネとしても最高のクラスだ。
別名カミナリイカ(雷烏賊)ともいうモンゴウイカは、千葉県以南、南朝鮮、南シナ海でとれ、
近年アフリカ産のものが多い。
内地のものでは、秋から冬を旬とする。
スルメイカの産地は北海道の函館、三陸、関東、北陸などの沖合で、冬が旬である。
槍のように細長いヤリイカやケンサキイカ(剣先烏賊)は、五島列島付近が主産地。
また、富山産のホタルイカ(蛍烏賊)も有名で、産卵のため、春に魚津浜へ押し寄せる。
ところで舟に灯りをともして行われるイカの夜釣りは趣のある風景である。
夜釣るのは昼間深いところにいるイカも、夜になると水面近くにあがってくるからである。
黄色い星 byチェリー号船頭の雑学 黄色い星


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Posted by チェリー号船頭 at 23:20Comments(0)旬と行事

2018年06月14日

マダコ、ミズダコは冬が旬

マダコ、ミズダコは冬が旬
関東では、正月に酢ダコ(蛸)を食べる習慣があるが、関西では半夏生(ハンゲショウ)(夏至から11日目)にタコを食べる風習がある。
タコの足のように稲がたくさん実るようにという豊年祈願である。
日本には五〇種類ものタコがいるといわれているが、食用とされているのは、マダコ(真蛸)、ミズダコ(水蛸)、イイダコ(飯蛸)などである。
マダコは本州以南の沿岸、とくに瀬戸内海のような内海の岩礁にすみ、全長六〇センチくらい。
ゆでると赤くなるのがマダコである。
年末にまっ赤なゆでダコが出まわるが、これは北海道産の冷凍ミズダコが多く、赤く染色されているのだ。
マダコの旬は秋から冬で、とくに、一月から二月が味わい深い。
ミズダコは東北地方や北海道でとれ、味はマダコのほうが上である。
全長三メートルにもなる大ダコもいる。
旬は冬で、オスは水っぽく、メスのほうがおいしい。
食用とされるタコで、一番小さいものがイイダコである。
産卵期のイイダコをゆでると卵が白い飯粒のようになるので、「飯蛸」という字があてられた。
イイダコの産卵期は二、三月から五月で、卵のつまったその時期がもっともおいしい。
北海道南部から各地でとれるが、主産地は三重県、石川県の七尾湾や瀬戸内海、
とくに高砂イイダコと呼ぶ兵庫県のイイダコは有名である。
黄色い星 byチェリー号船頭の雑学 黄色い星


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Posted by チェリー号船頭 at 22:26Comments(0)旬と行事

2018年06月07日

出世魚とは?

出世魚とは?
ある鮮魚店で寒ブリ(鰤)を入荷したいので、さっそく「脂肪の乗った寒ブリ入荷」と書いておいたところ、さっぱり売れない。
しからばとばかり、「天然ハマチ(魬)入荷」と書きかえると飛ぶように売れた____という話がある。
鰤とハマチは、まったく別の種類の魚だと思い込んでいる人がいかに多いかを示す例である。
ブリのように成長とともに呼び名がかわる魚を出世魚という。
ブリは関東では、体長十五センチをワカシ、四〇センチをイナダ、六〇センチをワラサ、一メートルくらいのものをブリと呼ぶ。
関西では、ツバス、ハマチ、メジロ、ブリと変わる。
また、高知ではモジャコ、ハマチ、ブリ、オオイナと地方によって名称も、そのときの体長もさまざまである。
関西でも一般に養殖ブリをハマチと呼んでいる。
ハマチの養殖は瀬戸内で行われ、これが東京にも出回ったことから、「ハマチ」と広まり、一般化してしまったのである。
天然ものはないに等しい。
同じ出世魚にボラ(鰡)スズキ(鱸)、マグロ(鮪)、クロダイ(黒鯛)がある。
ボラは春に生まれ、六月から七月にかけて体調六~九センチになる。
この時期をオボコ、スバシリなどと呼ぶ。
秋には体調二〇センチを超え、これを俗にイナと呼ぶ。
ふたたび春ガ訪れ、体長約三〇センチ以上のボらに成長するのである。
また、五十センチ以上になったボラがトドである。
これが「トドのつまり」の語源で、これ以上大きくならない。
ここでおしまいというわけである。
一月生まれのスズキは、夏にはセイゴと呼ばれ、夏には二五センチほどになる。
二年たったものは三〇~四〇センチになり、フッコと呼び、五年たち、体長六〇センチ以上になれば、立派なスズキに成長する。
マグロには、クロマグロ(黒鮪)、ビンナガ(鬢長)、メバチ(目鉢)など種類が多いが、刺身で最上とされるのがクロマグロである。
九〇センチくらいのこの幼魚をメジ、クロメジ、メジマグロなどと呼び、関西ではヨコウと呼ぶ。
関東地方では、クロダイの体長約一○センチのころをチンチンとかチンチンカイズ、やや大きめをカイズと呼んでいる。
黒鯛には精巣と卵巣の両方がある。
チンチンの時期には精巣が先に発達するのでオス、成魚になるころには、どちらかが退化し、オスかメスかが決定する珍しい魚だ。
カイズの時期には性別不明のため、恋もままならぬわけである。
黄色い星 byチェリー号船頭の雑学 黄色い星
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Posted by チェリー号船頭 at 03:02Comments(0)旬と行事