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2018年06月07日

出世魚とは?

出世魚とは?
ある鮮魚店で寒ブリ(鰤)を入荷したいので、さっそく「脂肪の乗った寒ブリ入荷」と書いておいたところ、さっぱり売れない。
しからばとばかり、「天然ハマチ(魬)入荷」と書きかえると飛ぶように売れた____という話がある。
鰤とハマチは、まったく別の種類の魚だと思い込んでいる人がいかに多いかを示す例である。
ブリのように成長とともに呼び名がかわる魚を出世魚という。
ブリは関東では、体長十五センチをワカシ、四〇センチをイナダ、六〇センチをワラサ、一メートルくらいのものをブリと呼ぶ。
関西では、ツバス、ハマチ、メジロ、ブリと変わる。
また、高知ではモジャコ、ハマチ、ブリ、オオイナと地方によって名称も、そのときの体長もさまざまである。
関西でも一般に養殖ブリをハマチと呼んでいる。
ハマチの養殖は瀬戸内で行われ、これが東京にも出回ったことから、「ハマチ」と広まり、一般化してしまったのである。
天然ものはないに等しい。
同じ出世魚にボラ(鰡)スズキ(鱸)、マグロ(鮪)、クロダイ(黒鯛)がある。
ボラは春に生まれ、六月から七月にかけて体調六~九センチになる。
この時期をオボコ、スバシリなどと呼ぶ。
秋には体調二〇センチを超え、これを俗にイナと呼ぶ。
ふたたび春ガ訪れ、体長約三〇センチ以上のボらに成長するのである。
また、五十センチ以上になったボラがトドである。
これが「トドのつまり」の語源で、これ以上大きくならない。
ここでおしまいというわけである。
一月生まれのスズキは、夏にはセイゴと呼ばれ、夏には二五センチほどになる。
二年たったものは三〇~四〇センチになり、フッコと呼び、五年たち、体長六〇センチ以上になれば、立派なスズキに成長する。
マグロには、クロマグロ(黒鮪)、ビンナガ(鬢長)、メバチ(目鉢)など種類が多いが、刺身で最上とされるのがクロマグロである。
九〇センチくらいのこの幼魚をメジ、クロメジ、メジマグロなどと呼び、関西ではヨコウと呼ぶ。
関東地方では、クロダイの体長約一○センチのころをチンチンとかチンチンカイズ、やや大きめをカイズと呼んでいる。
黒鯛には精巣と卵巣の両方がある。
チンチンの時期には精巣が先に発達するのでオス、成魚になるころには、どちらかが退化し、オスかメスかが決定する珍しい魚だ。
カイズの時期には性別不明のため、恋もままならぬわけである。
黄色い星 byチェリー号船頭の雑学 黄色い星
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Posted by チェリー号船頭 at 03:02Comments(0)旬と行事