2014年10月08日
徳川家康ご推薦、アマダイの干物
静岡市の名産に「オキツダイ(興津鯛)のなま干し」という干物がある。
オキツダイとはアマダイ(甘鯛)のことだが、この名を付けたのは、じつは徳川家康なのである。
「甲子夜話(かつしやわ)」とい古書によると、家康が駿府に滞在していたとき、
奥女中の興津の局なる女性が実家の土産としてアマダイのなま干しを持ち帰った。
そして家康に献上すると、彼はことのほか喜び、この干物の美味に感嘆したと言う。
そこでアマダイを持参した奥女中の名にちなみ、オキツダイと命名したということだ。
ところでアマダイはタイと名がつくが、タイ科の魚ではない。
身が柔らかすぎるため、刺身にすることは少なく、干物や粕漬けなどに加工されることが多い。
byチェリー号船頭の雑学
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オキツダイとはアマダイ(甘鯛)のことだが、この名を付けたのは、じつは徳川家康なのである。
「甲子夜話(かつしやわ)」とい古書によると、家康が駿府に滞在していたとき、
奥女中の興津の局なる女性が実家の土産としてアマダイのなま干しを持ち帰った。
そして家康に献上すると、彼はことのほか喜び、この干物の美味に感嘆したと言う。
そこでアマダイを持参した奥女中の名にちなみ、オキツダイと命名したということだ。
ところでアマダイはタイと名がつくが、タイ科の魚ではない。
身が柔らかすぎるため、刺身にすることは少なく、干物や粕漬けなどに加工されることが多い。

