2014年10月15日
深海魚のいる「深海」ってどこから?
深海魚とは、その名のとおり深海にすむ魚である。
どのくらいの深さをいうのだろうか。
一般的に深海とは大陸棚より沖合を指す。
水深200m迄を大陸棚といい、そこまでは、なだらかな斜面になっている。
それ以後、斜面がかなり急になる200mからが「深海」ということになる。
しかし、200m以深にすむ魚が深海魚とはいうものの、その定義は明確ではない。
表層(水深約50~150m)魚の代表ともいえるサバ(鯖)でも、水深200mすんでいることもあるし、深海魚の代表のごとくいわれる
アンコウ(鮟鱇)のいる場所が大陸灘すれすれの位置であったりする。
さて、深海の幅は200mから数千メートルあるわけだが、深いほど口が異常に発達した魚や目が退化してしまった魚、
発光器を持つ魚など、体もグロテスクでなじみのない種類も多い。
食卓に登場する深界魚には、キンメダイ(金目鯛)、アコウダイ(赤候鯛)、マダラ(真鱈)、ギンダラ(銀鱈)、ムツ(鯥)、メヌケ(目抜)、
などがいる。
これらの深海魚は、水深約150~500mまでのところにすんでいる。
byチェリー号船頭の雑学
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どのくらいの深さをいうのだろうか。
一般的に深海とは大陸棚より沖合を指す。
水深200m迄を大陸棚といい、そこまでは、なだらかな斜面になっている。
それ以後、斜面がかなり急になる200mからが「深海」ということになる。
しかし、200m以深にすむ魚が深海魚とはいうものの、その定義は明確ではない。
表層(水深約50~150m)魚の代表ともいえるサバ(鯖)でも、水深200mすんでいることもあるし、深海魚の代表のごとくいわれる
アンコウ(鮟鱇)のいる場所が大陸灘すれすれの位置であったりする。
さて、深海の幅は200mから数千メートルあるわけだが、深いほど口が異常に発達した魚や目が退化してしまった魚、
発光器を持つ魚など、体もグロテスクでなじみのない種類も多い。
食卓に登場する深界魚には、キンメダイ(金目鯛)、アコウダイ(赤候鯛)、マダラ(真鱈)、ギンダラ(銀鱈)、ムツ(鯥)、メヌケ(目抜)、
などがいる。
これらの深海魚は、水深約150~500mまでのところにすんでいる。


2014年10月15日
さか立ちスタイルで泳ぐ魚がいる。
なにも魚は横に泳ぐとはかぎらない。
カマス(魣,魳)に似た容姿をもつヘコアユ(兵児鮎)は、なんと縦に泳ぐのである。
縦に泳ぐというとタツノオトシゴ(竜の落とし子)を思い出すが、この場合は頭を上にして泳ぐが、
ヘコアユの場合には全く逆で頭を下に向けた逆立ち状態で泳ぐ。
何故縦に泳ぐかといえば、ガンガゼというウニの棘(トゲ)に隠れるためである。
細長いヘコアユは、トゲの間に首を突っ込んだような格好で泳いでいるため、遠目には魚がいることがわからない。
ウニのトゲの一部のようなフリをして危険から身を守っているわけだ。
ヘコアユは縦に泳ぐために、ヒレの位置もふつうの魚とはちがっている。
腹ビレや背ビレがすべて体の後方に集中しているのである。
ヘコアユはその小さなヒレを波だたせるようにして泳いでいる。
場所をかえるときにも、静かに縦の状態のまま平行に移動するが、驚かしたりすると横にすばやく泳ぐ。
尾側にヒレが集中していては横に泳ぐときバランスが崩れそうだが、そこはうまくできている。
首の関節を動かして頭を10度くらいあげることで、ちゃんとバランスを保っているのである。
byチェリー号船頭の雑学
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カマス(魣,魳)に似た容姿をもつヘコアユ(兵児鮎)は、なんと縦に泳ぐのである。
縦に泳ぐというとタツノオトシゴ(竜の落とし子)を思い出すが、この場合は頭を上にして泳ぐが、
ヘコアユの場合には全く逆で頭を下に向けた逆立ち状態で泳ぐ。
何故縦に泳ぐかといえば、ガンガゼというウニの棘(トゲ)に隠れるためである。
細長いヘコアユは、トゲの間に首を突っ込んだような格好で泳いでいるため、遠目には魚がいることがわからない。
ウニのトゲの一部のようなフリをして危険から身を守っているわけだ。
ヘコアユは縦に泳ぐために、ヒレの位置もふつうの魚とはちがっている。
腹ビレや背ビレがすべて体の後方に集中しているのである。
ヘコアユはその小さなヒレを波だたせるようにして泳いでいる。
場所をかえるときにも、静かに縦の状態のまま平行に移動するが、驚かしたりすると横にすばやく泳ぐ。
尾側にヒレが集中していては横に泳ぐときバランスが崩れそうだが、そこはうまくできている。
首の関節を動かして頭を10度くらいあげることで、ちゃんとバランスを保っているのである。

