2016年02月15日
近海物のカツオは五月に入ってから出まわる
近海物のカツオは五月に入ってから出まわる
カツオ(鰹)は傷みやすいために、かってはその地域でとれたものだけしか味わうことができなかった。
そのため、江戸っ子は五~六月に伊豆沖にやってくる「初ガツオ」を待ちこがれ、珍重したのである。
しかし、現在出回っているカツオの七〇パーセント以上(ただしカツオ節や缶詰に加工される物を含んだ割合)は、
オーストラリアやニュージーランドの沖合いまでいって漁獲された物だ。
これら南洋のカツオは、肉質がやわらかく、脂肪もあまりのってはいないのである。
カツオは二月から十一月にかけて店頭に出まわる。
しかし、二月から四月中旬には、まだカツオは日本近海まで北上してきていない。
ハシリのころのカツオはすべて、南洋から運ばれた冷凍カツオなのである。
江戸っ子の気風でいえば、出始めが勝負の初ガツオも、買い急ぐと遠洋の初カツオを味わうことになってしまうわけだ。
遠洋のカツオは四歳魚が多いため、魚体は4キロから7キロ程度の大型である。
五月以降に近海でとれるカツオはこれにくらべて小ぶりで、3,5キロ前後しかない三歳魚である。
近海物はかなり高い値段がつけられるが、肉質はしまっていて、味わい深い。
また、サクどりされて店頭に並んでいるものには、遠様の冷凍物が多い。
むしろ重さを確認しながら、丸のまま購入する方が確実と言える。
カツオは鮮度が落ちるにしたがって体側のしま模様が腹部のほうから薄れていく。
いかし、新鮮なカツオはしま模様が鮮明で、腹は銀白色に輝いている。
エラの色は赤みの強い物が新鮮で、古くなると黒褐色になる。
また、尾ヒレをつまむと弓なりに曲がるの物は、肉質がやわらかくなり過ぎている証拠である。
曲がり方の少ない硬直状態のものが新鮮だ。
byチェリー号船頭の雑学 
カツオ(鰹)は傷みやすいために、かってはその地域でとれたものだけしか味わうことができなかった。
そのため、江戸っ子は五~六月に伊豆沖にやってくる「初ガツオ」を待ちこがれ、珍重したのである。
しかし、現在出回っているカツオの七〇パーセント以上(ただしカツオ節や缶詰に加工される物を含んだ割合)は、
オーストラリアやニュージーランドの沖合いまでいって漁獲された物だ。
これら南洋のカツオは、肉質がやわらかく、脂肪もあまりのってはいないのである。
カツオは二月から十一月にかけて店頭に出まわる。
しかし、二月から四月中旬には、まだカツオは日本近海まで北上してきていない。
ハシリのころのカツオはすべて、南洋から運ばれた冷凍カツオなのである。
江戸っ子の気風でいえば、出始めが勝負の初ガツオも、買い急ぐと遠洋の初カツオを味わうことになってしまうわけだ。
遠洋のカツオは四歳魚が多いため、魚体は4キロから7キロ程度の大型である。
五月以降に近海でとれるカツオはこれにくらべて小ぶりで、3,5キロ前後しかない三歳魚である。
近海物はかなり高い値段がつけられるが、肉質はしまっていて、味わい深い。
また、サクどりされて店頭に並んでいるものには、遠様の冷凍物が多い。
むしろ重さを確認しながら、丸のまま購入する方が確実と言える。
カツオは鮮度が落ちるにしたがって体側のしま模様が腹部のほうから薄れていく。
いかし、新鮮なカツオはしま模様が鮮明で、腹は銀白色に輝いている。
エラの色は赤みの強い物が新鮮で、古くなると黒褐色になる。
また、尾ヒレをつまむと弓なりに曲がるの物は、肉質がやわらかくなり過ぎている証拠である。
曲がり方の少ない硬直状態のものが新鮮だ。


名古屋港の朝日
2012.2.19.AM6:44`

庄内側河口、名港西大橋(名港西大橋)金城埠頭から
byチェリー号船頭の雑学 

2012.2.19.AM6:44`

庄内側河口、名港西大橋(名港西大橋)金城埠頭から



Posted by チェリー号船頭 at 00:09│Comments(0)
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