2017年08月25日
五穀豊穣を願う"和布刈神事”
五穀豊穣を願う"和布刈神事”
福岡県・和布刈(めかり)神社
松本清張著「時間の習俗」の冒頭には、北九州市門司区にある和布刈(めかり)神社で
旧暦一月一日に行われる和布刈神事の場面が出てくる。
この神事は、神社の前でワカメ(和布)を刈りとり、神前に供える行事である。
午前二時すぎ、衣冠帯剣の神官三人が、たいまつや鎌、桶を手に海へ入り、ワカメを刈りとり、桶に収める。
たいまつは三メートルもの大きなもので、このたいまつ以外の火はすべて消されてしまう。
刈りとられたワカメは土器に盛られ、酒や魚とともに神前にそなえられ、五穀豊穣や航海安全などが祈願される。
この神事は神功皇后が三韓に兵を出した際、その成功を感謝して、みずからが神主になって
この瀬戸のワカメを神前にそなえたことに由来しているといわれる。
当日は見物客がおおぜいやってくるが、かっては一般公開されない秘儀であった。
同様の神事は、対岸の下関市楠乃町にある住吉神社でも旧暦一月一日に行われているが、この神社では現在でも公開されていない。
島根県簸川郡(ひかわぐん)大社町の日御碕(ひのみさき)神社でも旧暦1月五日、神前に新ワカメをそなえる神事がある。
byチェリー号船頭の雑学
福岡県・和布刈(めかり)神社
松本清張著「時間の習俗」の冒頭には、北九州市門司区にある和布刈(めかり)神社で
旧暦一月一日に行われる和布刈神事の場面が出てくる。
この神事は、神社の前でワカメ(和布)を刈りとり、神前に供える行事である。
午前二時すぎ、衣冠帯剣の神官三人が、たいまつや鎌、桶を手に海へ入り、ワカメを刈りとり、桶に収める。
たいまつは三メートルもの大きなもので、このたいまつ以外の火はすべて消されてしまう。
刈りとられたワカメは土器に盛られ、酒や魚とともに神前にそなえられ、五穀豊穣や航海安全などが祈願される。
この神事は神功皇后が三韓に兵を出した際、その成功を感謝して、みずからが神主になって
この瀬戸のワカメを神前にそなえたことに由来しているといわれる。
当日は見物客がおおぜいやってくるが、かっては一般公開されない秘儀であった。
同様の神事は、対岸の下関市楠乃町にある住吉神社でも旧暦一月一日に行われているが、この神社では現在でも公開されていない。
島根県簸川郡(ひかわぐん)大社町の日御碕(ひのみさき)神社でも旧暦1月五日、神前に新ワカメをそなえる神事がある。
byチェリー号船頭の雑学
名古屋
知多沖のワカメ採り
2015.3.22.
byチェリー号船頭の雑学
知多沖のワカメ採り
2015.3.22.
byチェリー号船頭の雑学
Posted by チェリー号船頭 at 01:28│Comments(0)
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