2017年11月25日
「青葉ガツオに「桜ダイ」いわれるわけ
「青葉ガツオに「桜ダイ」いわれるわけ
「青葉ガツオ(鰹)に桜ダイ(鯛)とか「関東ガツオに関西ダイ」などといわれる。
これらは、それぞれ東西の自慢の代表魚である。
青葉ガツオが味よりも、初物を表しているのに対し、桜ダイはまさに旬をいっている。
江戸っ子は中身より、外見(よくいえば初物に対する心意気)をとり、浪速っ子は外見も中身も(姿形も味も)
とるしっかり者といったふうにもとれる。
たしかにタイ(鯛)は、その姿といいあざやかな赤い色や味といい、魚の王者として右に出るものはいない。
今も昔もかわらずに祝いの席に欠かせないのもうなずける。
祭りごと、祝いごとにタイという風習は、西日本が中心に行われていたし、
大阪湾でとれる明石ダイや瀬戸内の鳴門ダイはピカ一といわれる。
浪速っ子が自慢したくなるのも当然だろう。
さて、桜が咲く四月になると、大阪湾や瀬戸内海ではマダイ(真鯛)漁がはじまる。
マダイが産卵のため、群れをなして湾に入ってくるのだ。
マダイは深い岩礁にすみ、春の産卵期になるとエサをあさりながら浅瀬へ移動する。
この時期にとれるマダイはとくに赤みが増し、色鮮やかになるので桜ダイという。
瀬戸内地方では四月にとれるが、関東では五月から六月と少し遅い。
産卵後のマダイは、”麦藁ダイ”と呼ばれ、味が落ちるので敬遠される。
この瀬戸内のタイ料理で有名なものに浜焼きがある。
諸国の大名が将軍に献上する品のなかには、干しダイにまじり、この浜焼きがあった。
タイをわらで包みこみ、塩釜で焼いたものである。
浜焼はいまでもこの地方の名物として残っている。
byチェリー号船頭の雑学
「青葉ガツオ(鰹)に桜ダイ(鯛)とか「関東ガツオに関西ダイ」などといわれる。
これらは、それぞれ東西の自慢の代表魚である。
青葉ガツオが味よりも、初物を表しているのに対し、桜ダイはまさに旬をいっている。
江戸っ子は中身より、外見(よくいえば初物に対する心意気)をとり、浪速っ子は外見も中身も(姿形も味も)
とるしっかり者といったふうにもとれる。
たしかにタイ(鯛)は、その姿といいあざやかな赤い色や味といい、魚の王者として右に出るものはいない。
今も昔もかわらずに祝いの席に欠かせないのもうなずける。
祭りごと、祝いごとにタイという風習は、西日本が中心に行われていたし、
大阪湾でとれる明石ダイや瀬戸内の鳴門ダイはピカ一といわれる。
浪速っ子が自慢したくなるのも当然だろう。
さて、桜が咲く四月になると、大阪湾や瀬戸内海ではマダイ(真鯛)漁がはじまる。
マダイが産卵のため、群れをなして湾に入ってくるのだ。
マダイは深い岩礁にすみ、春の産卵期になるとエサをあさりながら浅瀬へ移動する。
この時期にとれるマダイはとくに赤みが増し、色鮮やかになるので桜ダイという。
瀬戸内地方では四月にとれるが、関東では五月から六月と少し遅い。
産卵後のマダイは、”麦藁ダイ”と呼ばれ、味が落ちるので敬遠される。
この瀬戸内のタイ料理で有名なものに浜焼きがある。
諸国の大名が将軍に献上する品のなかには、干しダイにまじり、この浜焼きがあった。
タイをわらで包みこみ、塩釜で焼いたものである。
浜焼はいまでもこの地方の名物として残っている。
byチェリー号船頭の雑学
小ダイ
常滑沖で
マダイ
三重県三木浦筏釣りで
byチェリー号船頭の雑学
常滑沖で
マダイ
三重県三木浦筏釣りで
byチェリー号船頭の雑学
Posted by チェリー号船頭 at 00:35│Comments(0)
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