2018年04月12日
ボラは関東の祝い魚だった。
ボラは関東の祝い魚だった。
ボラ(鰡)の旬は秋口から冬であるが、夏ごろからだんだん脂肪が乗ってきて、
「寒ボラ」といわれるように寒中にいちばんの味となる。
ボラは暖海性の魚で、内湾や河口にすみ、日本では全国各地でとれるが、
産卵場所は三重から薩南諸島地域である。
かっては東京湾でもボラがよくとれたという。
そのため関東では、手に入りにくいタイ(鯛)よりも、ボラが祝い魚とされていた。
出世魚でもあるボラは、その縁起からも、「お食い初め」(生後百日目の成長を祝う膳)
には尾頭付きで使われた。
また、宮中での節分にはボラの頭で厄払いをした。
このボラも、昭和に入り、関西のレンコダイ(連子鯛)などが関東にも大量に入荷するようになり、
出番も少なくなったようだ。
ボラ漁のさかんだった三重県志摩地方の浜島町では、
一月十一日「盤の魚」という豊漁を祈る神事が行われる。
ボラには手をふれず、包丁と真魚箸(まなばし)だけで調理し、
神に供えて今年の豊漁をお願いする行事である。
また、鳥羽市国崎町にも一月五日の八幡祭りに、二尾のボラを料理する真魚箸の儀式がある。
これに似た行事は、志摩半島のあちこちで行われていたようである。
珍味の代表は「アンコウ(鮟鱇)の肝にボラのヘソ」といわれる。
ヘソとは胃の幽門部にあたる部分で、「そろばん玉」ともいわれ、このへその塩焼きの味は最高とされる。
byチェリー号船頭の雑学
ボラ(鰡)の旬は秋口から冬であるが、夏ごろからだんだん脂肪が乗ってきて、
「寒ボラ」といわれるように寒中にいちばんの味となる。
ボラは暖海性の魚で、内湾や河口にすみ、日本では全国各地でとれるが、
産卵場所は三重から薩南諸島地域である。
かっては東京湾でもボラがよくとれたという。
そのため関東では、手に入りにくいタイ(鯛)よりも、ボラが祝い魚とされていた。
出世魚でもあるボラは、その縁起からも、「お食い初め」(生後百日目の成長を祝う膳)
には尾頭付きで使われた。
また、宮中での節分にはボラの頭で厄払いをした。
このボラも、昭和に入り、関西のレンコダイ(連子鯛)などが関東にも大量に入荷するようになり、
出番も少なくなったようだ。
ボラ漁のさかんだった三重県志摩地方の浜島町では、
一月十一日「盤の魚」という豊漁を祈る神事が行われる。
ボラには手をふれず、包丁と真魚箸(まなばし)だけで調理し、
神に供えて今年の豊漁をお願いする行事である。
また、鳥羽市国崎町にも一月五日の八幡祭りに、二尾のボラを料理する真魚箸の儀式がある。
これに似た行事は、志摩半島のあちこちで行われていたようである。
珍味の代表は「アンコウ(鮟鱇)の肝にボラのヘソ」といわれる。
ヘソとは胃の幽門部にあたる部分で、「そろばん玉」ともいわれ、このへその塩焼きの味は最高とされる。
byチェリー号船頭の雑学
日光川、日光川河口を走行中、年に数回ボラが飛び込んできます
きれいな海、川のボラなら嬉しいですが
即 お帰り願います
魚も住む場所で扱い方が違います
勿体ないですね
byチェリー号船頭の雑学
きれいな海、川のボラなら嬉しいですが
即 お帰り願います
魚も住む場所で扱い方が違います
勿体ないですね
byチェリー号船頭の雑学
Posted by チェリー号船頭 at 02:50│Comments(0)
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