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Posted by naturum at

2015年11月18日

アンコウの提灯はどうして光る

アンコウの提灯はどうして光る魚青
生物のなかには、ホタルやヒカリゴケなど光るものがけっこういるが、魚にも発光装置を持ったものがいる。
その多くは暗い深海に生息する魚だ。
チョウチンアンコウ(提灯鮟鱇)は釣り竿のように伸びた背びれのふさの先に発光器があり、その光でエサの小魚などをまねき寄せている。
ウロコが落ちやすいのでその名がついたハダカイワシ(裸鰯)は、体の下に二列と眼の前部に一個発光器を持っている。
ヒカリキンメダイ(光金目鯛)は、両眼の下に発光器があり、これを回転させることで光を明滅させることができる。
発光の方法には二つある。
ひとつは発光バクテリアの寄生や共生によって光る、他力発行である。
口から体内に入ったバクテリアは、発光器周辺の細胞から栄養を吸収して繁殖する。
発光器は腺細胞から成り立ち、底に反射装置がある。
バクテリアから発した光は反射装置により体表方向に反射し、半透明状の外部筋肉によってその光が拡大、
拡散されるしくみになっている。
他力発行するのは、ヒイラギ(柊)、マツカサウオ(松毬魚)、ホタルジャコ(蛍雑魚)などである。
もういとつの発光法は、チョウチンアンコウやハダカイワシ、カラスザメ(烏鮫)などのような、自力発行である。
自力発行はバクテリアの光を使用するのではなく、体内の化学変化によって発光する。
腺細胞から出るルシフェリンというリンを含む物質が、血液から送られてきた酸によって酸化されて光が生じる。
発光器の構造は、レンズがあり、その奥に発光細胞がならんでいる。
そのまわりには反射層があり、発生した光は反射層によりレンズに集まる。
そしてレンズで拡大されて、体外に出て光る、というしくみである。
発光する目的は、暗い海中を照らして、エサとなる小魚を探したり、反対に敵を発見しやすくする。
あるいは仲間やオスメスの区別をするためと思われるが、まだ明確にはわかっていない。
ペンギン byチェリー号船頭の雑学 ペンギン
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Posted by チェリー号船頭 at 00:55Comments(0)おもしろ雑学