2017年09月24日
海藻を奉納する”藻刈神事”
海藻を奉納する”藻刈神事”
三重県・興玉神社、宮城県・御釜神社
三重県度会郡二見町の興玉(おきたま)神社では、五月二十一日に藻刈(もかり)神事が行われる。
当日は白装束の神官が二隻の船に乗り込み、海藻を刈りとり神に捧げる。
この神事のあと、海藻とりが解禁となる。
さらに宮城県塩釜市には「藻塩焼神事」という行事がある。
まず、七月四日に藻を刈りとり、塩釜神社別宮の御釜神社に奉納する「藻刈神事」がある。
翌日は「水替神事」といって、神社にある四つの大釜を掃除し、今まで入っていた海水を海にもどし、新しい海水を多釜に入れる。
七月六日は四日に刈りとった藻に、前日くんできた海水をかけて火にかけ、塩をつくる。
できた塩は御釜神社にそなえられるのである。
御釜神社は安産と漁業の守護神なのだが、租税としてかって塩を納めなければならなかった時代に、
その厳しいとりたてに泣いた塩づくりの人々が、この社を祀ったのだろうといわれる。
byチェリー号船頭の雑学
続きを読む
三重県・興玉神社、宮城県・御釜神社
三重県度会郡二見町の興玉(おきたま)神社では、五月二十一日に藻刈(もかり)神事が行われる。
当日は白装束の神官が二隻の船に乗り込み、海藻を刈りとり神に捧げる。
この神事のあと、海藻とりが解禁となる。
さらに宮城県塩釜市には「藻塩焼神事」という行事がある。
まず、七月四日に藻を刈りとり、塩釜神社別宮の御釜神社に奉納する「藻刈神事」がある。
翌日は「水替神事」といって、神社にある四つの大釜を掃除し、今まで入っていた海水を海にもどし、新しい海水を多釜に入れる。
七月六日は四日に刈りとった藻に、前日くんできた海水をかけて火にかけ、塩をつくる。
できた塩は御釜神社にそなえられるのである。
御釜神社は安産と漁業の守護神なのだが、租税としてかって塩を納めなければならなかった時代に、
その厳しいとりたてに泣いた塩づくりの人々が、この社を祀ったのだろうといわれる。

