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2016年01月01日

カマボコ材料の最上品はエソ

カマボコ材料の最上品はエソ
各地のカマボコ(蒲鉾)を食べくらべてみると、味が少しずつちがっているのがわかると思う。
これは、カマボコの材料となる白身の魚が、各地によってちがうからである。
たとえば、鹿児島ではホシザメ(星鮫)、大阪ではハモ(鱧)、 小田原はオオギス(大鱚)やグチ(イシモチと同魚)、
山口ではエソ(狗母魚)といった具合に、それぞれ自慢の魚を材料にしている。
山口県自慢のエソは本州中部以南の近海によくみかけるハダカイワシ目の魚で、マエソは50~60センチほどの大型魚である。
このエソは「和漢三才図会」にも、カマボコの材料としては最上であるとしるされており、カマボコ材料の高級品といわれる。
弾力性と歯ごたえのよさが、カマボコとしてこたえられない味を生むのだという。
また仙台の自慢魚はヒラメ(鮃)である。
この地方には毎年夏に、取りきれないほどのヒラメが押し寄せたという。
幕末のころ、あまりにとれ過ぎ、売りきれないヒラメの処理に困った漁民がだ円形のユニークな形のカマボコをつくった。
これが全国的に有名な仙台の「笹カマボコ」である。
ちなみに笹カマボコと命名されたのは、仙台伊達藩の”竹に飛雀”の紋章からである。
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Posted by チェリー号船頭 at 19:08│Comments(0)おもしろ雑学
 
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