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2014年09月13日

電気ウナギも停電する

発電する魚は世界で数十種いるが、もっとも有名なのはアマゾン流域にすむ電気ウナギ(鰻)だろう。
電気ウナギの発電能力は650ボルト以上といわれ、866ボルトの発電をした記録もある。
800ボルト級のウナギは川を渡る馬もしびれさせて倒すというから、相当の威力である。
しかしいくら馬をも倒す電気ウナギとはいえ、長時間の発電は体力的に無理がある。
発電を続けるとウナギも疲労し、放電量がだんだん減ってくる。
やがて放電がまったくできなくなり、ついには停電状態になってしまうのだ。
そのため、アマゾン流域の人々は、ウナギが停電するまで待ってから、捕獲するという。
電気ウナギをはじめとする発電魚の体はどうなっているのかというと、発電機にあたるものが体の5分の4を占め、
あとの5分の1に他の臓器や諸器官が凝縮されている。
発電器は横紋筋(おうもんきん)という筋肉が変成したものである。
ふつうの筋肉でも活動するときには微弱な電流が起こる。
その電流を増幅して強力にしたものと考えればいい。
発電の目的はもちろん外敵から身を守ることであるが、小魚をしびれさせて捕食するときにも使われる。
ちなみにシビレナマズ(痺鯰)の発電能力は400~450ボルト。
日本近海にもいるシビレエイ(痺?)は70~80ボルトで、こちらは発電時にふれると手にピリッと電気を感じる程度である。

キラキラbyチェリー号船頭の雑学キラキラ

ウツボ
名古屋港水族館で
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Posted by チェリー号船頭 at 23:06│Comments(0)おもしろ雑学
 
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