2015年02月01日
トビウオの飛行記録はなんと400m
大正10年、まだ皇太子であった現在の天皇陛下(昭和天皇)が外遊のため、お召艦「香取」に乗られて横浜港を出港した。
そして宮古島の沖合を航行していた「香取」の甲板に三尾のトビウオ(飛び魚)が飛び込んできた。
「香取」の甲板は海面から6mもある。
こんなに高くまでが三尾が飛んだのは、陛下の旅が無事であることのきざしであるにちがいないと、侍従たちはたいへん喜んだと言う。
入江為守侍従長はさっそく、
「幸多きしるしにとてやこの朝明
魚飛びのぼる香取鹿島に」
という短歌をつくったそうである。
観測記録によれば、トビウオが飛ぶ高さの世界記録は10mだという。
お召艦「香取」飛び込んできたのも不思議ではないが、やはり珍しい現象ではあったのだろう。
ではトビウオの飛行距離はどのくらいかというと、なんと400mも飛んだ記録がある。
このときの滞空時間は42秒にもおよんだ。
もっとも、ふつうは100~200m飛ぶのがせいぜいである。
トビウオの飛行方法はグライダーの滑空と同じ原理だと考えれば良い。
大きな胸ビレを広げ、時速70㎞ものスピードで水面下を助走、尾ビレなどで水面を激しく叩いて浮上。
あとは揚力を利用して飛行する。
ところでトビウオが水上を飛翔するのはなんのためかといえば、敵から逃れたり、船などに驚いたため、
あるいは寄生虫によるかゆみのためだと考えられている。
byチェリー号船頭の雑学
そして宮古島の沖合を航行していた「香取」の甲板に三尾のトビウオ(飛び魚)が飛び込んできた。
「香取」の甲板は海面から6mもある。
こんなに高くまでが三尾が飛んだのは、陛下の旅が無事であることのきざしであるにちがいないと、侍従たちはたいへん喜んだと言う。
入江為守侍従長はさっそく、
「幸多きしるしにとてやこの朝明
魚飛びのぼる香取鹿島に」
という短歌をつくったそうである。
観測記録によれば、トビウオが飛ぶ高さの世界記録は10mだという。
お召艦「香取」飛び込んできたのも不思議ではないが、やはり珍しい現象ではあったのだろう。
ではトビウオの飛行距離はどのくらいかというと、なんと400mも飛んだ記録がある。
このときの滞空時間は42秒にもおよんだ。
もっとも、ふつうは100~200m飛ぶのがせいぜいである。
トビウオの飛行方法はグライダーの滑空と同じ原理だと考えれば良い。
大きな胸ビレを広げ、時速70㎞ものスピードで水面下を助走、尾ビレなどで水面を激しく叩いて浮上。
あとは揚力を利用して飛行する。
ところでトビウオが水上を飛翔するのはなんのためかといえば、敵から逃れたり、船などに驚いたため、
あるいは寄生虫によるかゆみのためだと考えられている。


名古屋港水族館で

byチェリー号船頭の雑学


byチェリー号船頭の雑学
Posted by チェリー号船頭 at 01:08│Comments(0)
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