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2015年04月08日

サケはなぜ生まれた川にもどってこれるか

サケはなぜ生まれた川にもどってこれるか
春に川を下って海で5~6年すごしたサケ(鮭)は、産卵のとき川をさかのぼってくる。しかもその八割までが幼い時育った
”故郷の川(母川)”にもどってくる。
サケはほかのどの動物よりも強い回帰性を持っているのだ。
そのため、回帰する回路が染色体に含まれていて遺伝するのではないのかとまでいわれた。
しかし、これも、両親がいた川と異なる川に放流した稚魚が稚魚期をすごした川のほうにもどってきたことから、
遺伝的要因によるのではないことが判明した。
サケは稚魚期の記憶でもどってくるのである。
では、どうやって母川を知るのかーーーこれにはいろいろな説があるが、
現在明らかになっているのは、サケが母川の”匂い”をひじょうに敏感にキャッチしているからともいう。
げんに、嗅神経を切断したベニザケは母川に回帰できなかったし、サケの鼻孔にワセリンとベンゾカイ軟こうをしませた
綿で栓をしたところ、川の選択がでたらめになったという実験結果もある。
また回帰してきたサケの鼻腔に隣接する川の水を流し込むとそれぞれを識別し、
さらに母川の水を流し込むと他のみずでは現れない脳波が顕著に記録された。
しかし、あの広い大洋から、母川の方向をどうやって探すのだろうかーーー
サケの臭覚は、人間の想像をうわまわる能力があり、北アメリカの大河だと、河口から160㎞~320㎞離れた沖合でも、
サケは母川の匂いを感じとることができるという。
そして、サケが還流に乗って回遊しているかぎり、いずれ母川の匂いのある流れと出あうので、そのとき川へと
さかのぼりはじめるのではないかとうわれている。
byチェリー号船頭の雑学

海上保安庁
巡視船「はるかぜ」
サケはなぜ生まれた川にもどってこれるか


キラキラbyチェリー号船頭の雑学キラキラ




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Posted by チェリー号船頭 at 23:45│Comments(0)おもしろ雑学
 
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