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2015年09月04日

カキは毎年、性がかわる

カキは毎年、性がかわる
外国では「Rのつかない月は食べるな」、日本でも「花見がすぎたカキ(牡蠣)食うな」と、
春から初夏にかけてカキを食べることを戒めている。
理由はカキはこのころが繁殖期で、生殖巣が熟しきり、身の鮮度が落ちやすく、
そのために中毒にかかる危険性も高いからだ。
ところで、人間が食すのをさけるカキの繁殖期には生殖が行われるのであるから、当然オスとメスが存在する。
ところがカキは、生殖をすべて終了する冬期になると、オスとメスの区別がなくなる。
すなわち中性になってしまうのである。
そしてつぎの繁殖期を迎えると、中性のカキはオス、メスどちらかの性になり、ふたたび生殖を行う。
これのくり返しなのだが、おもしろいのは、それぞれの個体は、年によってオスになるかメスになるかわからない点だ。
カキの雄雌を決定する要因は、前の年の栄養の摂取具合である。
栄養をたっぷりととったカキは生殖細胞が卵子となり、メスになる。
運悪くエサに恵まれなかったり、捕食がヘタなため栄養不足に陷いると、この個体はオスになるのである。
とくに若いカキは捕食法を十分会得できていないために、オスになる可能性のほうが高いようだ。
カキを牡蠣と書くが蠣だけでカキの意味である。
わざわざ牡の字をつけているのは、このような性転換のためオスだけの時期があるせいか、
昔はカキはオスばかりだと思われていたからだといわれている。
熱帯魚byチェリー号船頭の雑学熱帯魚

名古屋港水族館でニコッ
カキは毎年、性がかわる


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Posted by チェリー号船頭 at 23:54│Comments(0)おもしろ雑学
 
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