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2015年10月22日

たら服食うの語源はタラ

たら服食うの語源はタラ
お腹いっぱいに食べることを「たら腹食う」という。
またところかまわずなんでも食べることを「やたら食う」という。
この”たら”は魚のタラ(鱈)のことである。
タラは魚のうちでもたいへんな大食漢で、胃のなかに多大な量の食物を入れ込む事ができる。
魚ならば自分の体長の三分の二程度のを折りたたんだような状態で胃に入れられる。
ある漁獲されたタラでは100種類もの魚や貝が胃のなかからとり出された。
タラは大食というだけではなく、エサとなる動物の種類を選ばず、なんでも口に入れてしまう。
イワシ(鰯)、カレイ(鰈)、といった種類はもちろんのこと、カニ(蟹)、エビ(蝦、海老)、
などの甲殻類やヤドカリ(宿借り)、貝類など、いってみれば手当たり次第に食べるのである。
”でたらめ”を”出鱈目”と当て字をするのも、タラのこの節操のない食欲からだ。
しかしタラが大食いでいかもの食いなのにも理由がある。
タラは冬以外は、水深100m程度の海に生息している。
そのためあまりエサになる魚には恵まれないので、チャンスがあれば、
それこそ”鱈腹”食べて貯め込んでおかなくてはならないのである。
またエサの種類にしても、選択できるほどの余裕はないわけだ。
大食のため、タラの胃は大きくふくれるようになっているし、その消火化力はすばらしいのだが、
なかには胃の疲労や、カニのトゲによる胃壁の損傷が原因で、胃潰瘍を患っているタラもいるらしい。
ハートbyチェリー号船頭の雑学ハート

青雲丸
2015年8月30日
名古屋港ガーデンふ頭で
たら服食うの語源はタラ


青雲丸(せいうんまる)は独立行政法人航海訓練所が保有する船舶
ペンギンbyチェリー号船頭の雑学ペンギン




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Posted by チェリー号船頭 at 00:06│Comments(0)おもしろ雑学
 
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